スウェディッシュマッサージとは
当サロンのスウェディッシュマッサージとは、「スウェーデン体操の父」であるパー・ヘンリック・リン氏が考えた健康法の流れをくむものです。
リン氏がその健康法を考案したのには、スウェーデンがロシアとの戦争に敗れ、兵士は傷つき戦闘意欲を失い国民は疲労と貧困い苦しめられていた背景がありました。
「子どもから大人まで国民すべてを健康に導くものを考案するように」との国王の命により、リン氏は「人の手によるふれあい、スキンシップを通じて誰もができ、運動機能を向上させる」スウェーデン式マッサージを考案しました。
科学的な研究が進められ、スウェディッシュマッサージの身体と心に及ぼす効果がだんだんと明確になっていきました。
そして今では筋肉解剖学や運動器官の研究が進み、「筋組織を痛めず、深部までしっかりとケア」することにより、コリの緩和だけでなく、病気の予防・回復の促進・ホルモンの分泌・筋肉と心の関連までに至っています。
研究が進むことにより、「筋肉の専門家」として進化していきました。
私がなぜスウェディッシュマッサージを始めたのか
私がスウェディッシュマッサージを始めた理由は2つあります。
1つ目は痛みが少ないこと。
いわゆる広い意味での「マッサージ」との出会いは社会人になってからでした。
当時は接骨院とカイロプラクティックの違いすら分からない素人でしたので、確か駅前のクイックマッサージ店に行った記憶があります。
感想は???。。。何がいいのかさっぱり分かりませんでした。
担当の方のせいではありません。痛かったからです。我慢できないほどではありませんでしたが、ちっとも気持ち良くなくて、皆の言う「気持ち良さ」が全く感じられませんでした。
当時はなぜ気持ち良くないのか分かりませんでしたが、年齢を重ねるにつれだんだんと分かってきました。
マッサージチェアも好きではないのです。痛いかくすぐったいかで、とにかくリラックスできません。
そんな時にスウェディッシュマッサージというネーミングに惹かれてトリートメントを受けました。
驚いたことに、トリートメント中に眠ってしまったのです。
終わった後は、すっきりしていました。
これは好きだわー!気持ち良いだけじゃなく効果も感じられるし。
そう思いました。
2つ目は解剖学に基づいているからです。
私自身が理論的に説明されるのが好きだからです。
それは病院通いが長いせいかもしれません。
私もそのように説明できる人でありたい・・・そう思ったのです。
スウェディッシュマッサージは特に運動不足の方にオススメ
スウェディッシュマッサージはスポーツマッサージなどに取り入れられています。
スポーツマッサージとは、激しいスポーツを行った後などに行われます。
え?じゃあスポーツをしない自分には関係ないじゃない・・・。
そう思われますよね。はたしてそうでしょうか?
昔の子どものように走り回って全身を使って楽しく遊んでいれば別ですが大概の方は座りっぱなしでパソコン画面と睨めっこしてたり、朝から晩までずーっと立ちっぱなし、もしくは座りっぱなし、重い荷物の上げ下ろし・・・、加えて対人間関係でストレスが尽きない・・・。
そんなことが続けば、同じ筋肉に付加がかかり、凝り固まったり歪んでいたりします。
偏った状態を正常な位置に戻すことで、病気を未然に防ぐことや肩・腰・脚などの違和感を取り除くことができます。
また頸からくる肩こりや頭痛が軽減されたりします。
また神経にもアプローチしますので、リラックスすることで心が落ち着きます。
ストレッチも組み合わせて行いますので、運動を勧められてるけど、なかなか出来ない・好きじゃない方にもオススメです。
本当にいまスウェディッシュマッサージって必要ですか?
そんなに痛くもないし、今行かなくていいよね。
わざわざ行くより、家でゴロゴロしてたほうが良くなる気がする。
そんな声を聞くことがあります。
痛くないと本当に大丈夫なんでしょうか?
前は肩こりがあった気もするけど今は平気。
確かに運動や生活改善で良い方向にむかっていることもあります。
でも実はより悪い方向にむかっているのに、痛みが無くなってる場合もあります。
痛みが酷すぎて神経が痛みを遮断してしまうのです。
これは生物が生きていくのに必要な手段です。外敵に襲われた時に痛みで逃げられないことを避けるためだと言われています。
皮膚に触れることで自分でコントロールできない神経なども調整することが出来ます。
表皮からの信号が免疫系や中枢神経系などと密接な関係であることが最近わかってきているようです。
セルフケアは家でも出来ます。
ただ身体の状態がマイナスの状態からでのセルフケアは、毎日頑張っても現状維持のことが多いです。
効果が感じられず、途中でやめてしまう方も多いのではないでしょうか?
まずは身体をフラットな状態・プラスの快適な状態にしてから始めてみませんか?
私たちの時間は日々進んでいます。
もちろん老化も然りです。
大切なものを大事に使って長持ちさせた経験はありませんか?
ぜひご自分の身体も大切に使って頂きたいのです。
日ごろのメンテナンスで大きな病気を防ぐことができるかもしれません。
ちょっとした不調に病気が隠れていて、早く気付くことができるかもしれません。
身体の歪みが酷くなると、内臓がそれに合わせて正しい位置でなくなることもあります。
長く第一線で活躍するためにも早めに身体の調整をしてみませんか。
ホームケアとは
だからといっていきなり生活を変えるのは難しいと思います。
そこで効果を出来るだけ長持ちさせるため、自分でできる自身に合った簡単なケアをオススメしています。
お家で出来る簡単な体操やマッサージです。
簡単なことばかりですが、毎日続けることにより大きな効果をもたらします。
歪んだ身体のまま行うケアより、維持するケアそれほど難しくはありません。
自分自身の身体のクセを知るだけで改善されるものもあります。
症状によりホームケアでの毎日の積み重ねが、最も効果的なものもあります。
代表的な症状が『首こり』です。
自分自身に合ったケアが一番効果的ですが
比較的広く使えるケアをシーンごとにご紹介しておきます。
【執筆・監修記事一覧】
「デスクワークの合間に行えるケア」
「”イエナカ”でできる簡単ケア」
「ふともも・ふくらはぎエクササイズ」
「むくみのためのリンパマッサージ(脚・顔)」
英国式リフレクソロジーとは
ツボ押しなどの点圧の刺激ではなく、足全体をまんべんなく優しく刺激していきます。
パウダーを使って「サムウォーク」という独特な手技で行うのが正式な方法ともされていますが
当サロンの英国式リフレクソロジーはオイルを使用します。
反射区は英国式リフレクソロジーの反射区を利用し、オイルの良さを活かすため優しい点圧や流すような手法を取ります。
足裏には内臓の反射区も多くあり、足裏を刺激すると活性化するとも言われています。
足裏に老廃物が溜まってと脚全体が疲れやすくなったり、疲れが取れなかったりします。
また足裏を刺激すると頭皮同様深いリラックス効果が得られます。
ヘッドマッサージとは
緊張性頭痛のほとんどは首コリの場合が多いのですが、頭皮を緩めることにより改善することもあります。
またストレスの多い環境や緊張が続く生活を送っていると、頭皮が硬くなる傾向にあります。
頭皮を緩めることにより、深いリラックス効果が得られます。
当ヘッドマッサージは頭皮に直接触れて、頭皮を緩めていきます。
頭皮を調整することは、お顔アンチエイジング効果にもなります。頭皮が硬くなってくるとお顔もたるみやすくなります。
パソコンやスマホで眼がお疲れの人にも効果的です。
ヘッドスパではありませんので、直接的な「頭皮ケア」「毛髪ケア」(皮脂汚れの除去など)は当てはまりません。
セラピューティックストレッチングとは
セラピューティック(Therapeutic)とは治療的なとか健康維持に役立つという意味です。
ストレッチング(Stretching)は本来は伸張・のびることという意味ですが、ストレッチはすでに私達の生活に定着している言葉となっています。
ここではセラピューティック・ストレッチングとは『健康維持に役立つストレッチ』という意味で使っております。
セラピューティックストレッチングってどんなことをするの?
ストレッチは伸ばすことというのは多くの方がご存知かと思います。
ただストレッチ=伸ばされて痛いというイネージを持たれてるかたも多いでしょう。
また「自分で頑張って伸ばす」というイメージもあると思います。
セラピューティックストレッチングでは、『ゆっくり伸ばしながら可動域を拡げていき、身体のバランスを整えていく』ことを目的としています。
施術者が行っていくので他動的なストレッチですので、ご自身で無理に頑張って伸ばす必要はありません。
身体が硬いと思い込んでいませんか?
実はうまく動かされていない筋肉もあります。
その部分を上手く動かせるようになるだけで、身体の柔軟性もでて痛みが和らいだりすることもあります。
セラピューティックストレッチングはただ単に伸ばすだけでなく受動的ストレッチングやPNFトレーニングなどを組み合わせて柔軟性とバランスを整え、過ごしやすい身体を造っていきます。
自分でやるストレッチと何が違うのですか??
身体にはいつも動かされているところと動かされていないところがあるのはご存知ですか?
すぐに答えられる方は少ないと思います。
正しく理解していないと、伸ばされているところを更に伸ばしてしまい、伸ばしたほうが良いところを伸ばしていないこともあります。
それが歪みの原因となり、痛みを引き起こしている可能性もあります。
またご自身で行うストレッチにしても、個人個人で違います。
人によっては同じストレッチを行っても効果を感じる場合とそうでない場合があります。
人はそれぞれ身体が違います。
ストレッチもそれぞれに合ったストレッチのやり方や順番があります。
それを知っているのと知らないのとでは効果が全然違います。
解剖学とは
人の身体の外部や内部のつくりを知るために研究されてきた学問です。
解剖の歴史は古く、紀元前3500年前のエジプトでの記述があり、古代ギリシャのヒポクラテスやイタリアのボローニャ大学のアンドレア ス・ヴィサリウスにより研究が進められてきました。
日本では杉田玄白の「解体新書」が有名です。
人の身体が一体どんなふうに構築されているのか、実際に調べてみようという学問です。
骨がどんなふうにできているのか、筋肉や腱がどんなふうな働きをしているのか、神経はどんなふうにつながっているのかそれを研究してきたのが解剖学です。
ツボや経絡などは解剖学の範疇ではありませんが、経絡は解剖学上の神経経路と重なることも多くあります。
首こりとは
以前は肩こりと混同されることも多かったのですが、今では「首こり」を自覚される方が多いようです。
首こりは主に首を長時間前傾していることで起こります。
いわゆる顎を突き出したような姿勢ですね。
そしてそのまま下方を見ると・・・首に大きな負担がかかっているのを体感できます。
パソコンやスマホを長時間使う方は、その姿勢で長時間固まっているわけです。首に大きな負担がかかるわけですね。
また目が疲れてきたりすると、余計に姿勢が崩れ力が入ります。更に負担をかけるわけですね。
酷いとコリと共に頭痛を伴います。
首こりはストレッチが難しく、多くの方は「違う筋肉を伸ばしている」ことが多いです。
本来なら「縮んでいる筋肉」を伸ばしてあげなくてはなりません。
しかし痛むのは「伸びている筋肉」だったりするので、そこを重点的に伸ばそうとします。
確かにその時は気持ちいいのですが、根本的な解決にはなりません。
気持ちいい箇所だけでなく縮んでいる箇所も伸ばしてあげましょう。
また
「骨盤の歪みが身体にはよくない」ことは、テレビやネットでも多く取り上げられ、広く知られるようになってきました。
ではその逆はどうでしょうか?「首こり」が骨盤の歪みを引き起こし、腰痛を引き起こすことは意外と知られていません。
私達には頸部から腰部までつながっています。そう、背骨ですね。その一部に強い力がかかれば、他に影響がでてくるのはイメージしていただけると思います。
また最近では筋肉を覆う膜である筋膜や筋肉が広い範囲で影響を及ぼすことも分かってきています。筋膜や筋肉が歪むと痛みを感じます。
腰が痛くて施術後は一時的にはラクになるのに、すぐ元に戻ってしまう場合は腰が原因ではないのかもしれません。
肩こりとは
では「肩」とはどこまでを「肩」というのでしょうか?何をいってるんだろうと思われますよね。
では「肩こり」とはどこまでのことを「肩こり」というのでしょうか?
意外と同じ部分ではないのではないでしょうか?「肩こり」のほうが範囲が広くはなかったですか?
実は日本人のほうが「肩こり」の範囲が広く、また人によってまちまちです。
その多くは「首こり」と重なっていることが多く、8割は「肩こり」と「首こり」の方です。
特にパソコンやスマフォなど画面に集中することが多い場合は、頸部に姿勢による負担や集中することによる緊張状態で固まってしまい「首こ り」を引き起こすことが多いのです。
頚椎椎間板ヘルニアとは
上から1234567番と呼ばれます。
頚椎は「椎間板」と呼ばれるクッションが挟まれています。この弾力で頸部の動きがスムーズになります。
「椎間板」の組織が変形して突出し、脊髄や神経を圧迫しておきるのが「頸部椎間板ヘルニア」です。
腰部椎間板ヘルニア同様、手術よりもほかの方法で改善させるのが主流ですが、手足の痺れ・歩行障害などがみられ改善されない場合は手術も 必要です。
腰椎椎間板ヘルニアとは
上から12345と数えますが、問題が起きるのは4番5番が多いようです。
腰椎は「椎間板」とよばれるクッションが挟まれています。
そのクッションにより身体がスムーズに動きます。
そのクッションが変形して突出し、神経に障害が起きることで痛みをかんじます。
椎間板の変形は経年劣化の可能性もありますが、現代では同じ箇所に物理的なストレスや精神的なストレスをかけ続けた場合に起きやすくなります。
かつては一度変形し突出すると治らないので手術しかないといわれていましたが、今では変形した椎間板は吸収されるなどの報告もあり、様々 な改善方法が選択でしるようになっています。
またかつては腰椎椎間板ヘルニアと診断されていたものが、検査技術の向上により椎間板が神経を圧迫していないケース(椎間板の突出が痛み と関連してるとは言い切れない)もあるので注意が必要です。